『会社を変える分析の力』を読んで

2014年6月18日に福岡で開催された『日経BP社 ITイベント2014 九州』で、『大阪ガスにおける経営に活かすデータ分析』のセミナーを受講した際に無料で頂いた講演者の著書である。

会社を変える分析の力

著者は、大阪ガスでデータ分析をビジネスに活用されているプロである。

データ分析と聞くと、大量データを難しい計算式などで計算して、ある法則を導き出すというイメージであるが、それだけではビジネスを変えることはできず、以下のフロー全てを行って初めてビジネスを変えることができるということであった。

  1. ビジネス課題を見つける
  2. 分析問題を解く
  3. 分析結果をビジネスの意思決定に使わせる

各ステップ役割分担してはという考えもあるが、全てのプロセスに主人公として務め通す気概がなければビジネスを変えることはできないということである。
この考えについて、「やはりそうだよな」と納得させられた。

ウェブ上では、データ分析力を競うコンテストサイト「kaggle」というものがあり、企業が抱えるデータ分析課題を開示し、懸賞金を出して、優れたデータ分析を公募するというサイト。
つまり、企業は社員としてデータ分析者を抱えなくとも、世界中の優秀なデータ分析者の力を借りることができるということである。

ビッグデータにも言及されている。

  • ビッグデータは打出の小槌ではなく、そこからイノベーションが勝手に生まれてくる訳でなない。ビジネスへの展望なしでは役に立たない分析結果があふれ出るだけ。
  • 成功事例を見てみると、分析の前段階で明確な目標を持っている。「カード不正利用の検出率を上げよう」や「ユーザーへのリコメンデーションを改善して売上を伸ばそう」など。

活躍できる分析者に共通する行動パターンとして上げられている分析者9カ条は、分析者に限らず身につけるべき行動パターンと思ったので以下に挙げておく。

  1.  ビジネスの現場に出よう、ビジネス担当者とコミュニケーションしよう
  2.  整理整頓を心がけよう
  3.  なぜ?なぜ?なぜ?
  4.  データをビジュアル化しよう
  5.  他人のデータを疑おう
  6.  Simple is better
  7.  ざっくり計算
  8.  文章を書こう
  9.  うまくいかなければ、目的に立ち戻ろう

 


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