脳の強化書2 Chapter 8-9

                       「脳の学校」代表 加藤俊徳

《Chapter 8》感情系欲求育成トレーニング

◆味覚狩りをする
 人間は、果物や野菜などが色づき、熟すのを見ると、それだけで喜びを感じる。
 収穫時には視覚系脳番地で色や大きさを観察し、収穫して感情系脳番地が刺激を
 受ける。

◆利き手でない方で豆をつまむ
 利き手でない方の手を使って生活すると、攻撃的な感情が低下する。それは
 前部帯状回の活動が活発になり、それは感情や理解の認知活動に関与している。

◆ジャンルの違う映画を3本見る
 異なるジャンルを見ることで、視覚系と感情系の脳番地が刺激される。感情系
 脳番地の中には扁桃体があり、ジェットコースターのような展開の映画は、
 扁桃体を鍛えるのに良い。

◆誰かに贈り物をする
 贈り物は貰う側だけでなく、送り側にも感情系棒番地に刺激がある。誰かの喜ぶ
 ものを選び、包装し、開けて喜ぶ顔を想像するからである。

◆大きな気に抱きつく
 瞑想と同じ効果があり、人の感情を理解したいという感情に発展する。また、
 瞑想を2か月行うと、海馬の体積が大きくなる。海馬はストレスで委縮する。

◆子供の頃の思い出を絵に描いてみる
 重要なのは、思い出したことを具体化すること。幸福感を伴う懐かしさは、脳に
 やる気を与えてくれる。

◆「彼・夫/彼女・妻」のどこが好きかを考える
 何となくでなく、どこが好きか考えていくと、感情系に加え、理解系、視覚系の
 脳番地も刺激される。

◆思いっきり大声を出す
 大声は、声帯や舌、横隔膜、腹筋、口輪筋を最大限に使う。これは普段では自然
 に使われない。自分の大声に驚くと、運動系→聴覚系→感情系が刺激される。

《Chapter 9》右脳・左脳交流トレーニング

◆丸めたマットの上を往復する
 この上に手を伸ばしながら行ったり来たりする。左右の足の刺激がそのまま
 左右の大脳へ伝わり、脳梁を刺激する。バランスは小脳で保たれている。

◆後ろ向きに歩く
 2mの紐を床に伸ばし、その上を後ろ向きに歩く。後ろ歩きは、体が受けるバランス
 を常に意識し、それは頭頂部がコントロールする。頭頂部は脳梗塞になりやすい
 ので、そのリスクを低減する。

◆利き手と反対の手で体を洗う
 違和感があると、まだそのレベルだというサインである。

◆ガムを噛みながら歩く
 手や足の動き以上に、脳の活動を高める。生活の中でリズム発生器が最大限に
 使われるのが、歩行と咀嚼である。

◆ゆっくりと自転車のペダルをこぐ
 自転車になんなく乗れる人も、ゆっくりだとバランスを取ることに集中せざるを
 えない。これが右脳と左脳の交流を促す。

◆右腕と左腕を逆の方向に回す
 片方を前から後ろ、片方を後ろから前に回す。またその逆にする。脳梁はこれで
 刺激されるが、合掌のうように手を合わせるだけでも効果がある。

◆毎朝10分間お経を唱える
 まず音読の効果がある。目で見て、読んで、聴くということ。特にお経は漢字を
 画像として右脳で認識し、耳から入った音は左脳で言葉に分解される。

《所感》
脳の働きは、認知症についての知識として少し知っていたが、脳の部分的な役割、
刺激される脳番地など詳細に知ることができた。また、脳若でいわれるトレーニング
も本誌に登場しているが、もっと効果的なトレーニング例もあったので、自宅での
取組み方法として紹介したい。(本の要約は、コミュニケータにも展開している。)


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