「なぜ、優れたリーダーは『失敗』を語るのか」実践Ⅰ

この本を教育課題としたため、それを実践し、効果を図ることにした。
本の主題が「失敗談を語る」ということなので、さっそくそれを実践した。

2月に私がラジオ出演した時のこと、関東の友人がそれを聴いてこう言った。
「福岡県民、『ですね』が多い。ケンミンショーで言ってたよ。」
そうかぁ?と思い、録音を聴くと、確かに連発している。
「ほんとだね」というと、彼女は「でも柔らかな感じでいいよ」と言った。

しかし、私はイヤなのだ。よく「・・・ですけれども」を連発する人がいる。
「けれども、なんだよー!」と突っ込みたくなるのだ。一旦耳につくと離れない。
本題より気になって集中できないのだ。

私は今、認知症予防教室をしていて、その講師の指導をしている。
そこであるミーティングの席で「『いいね』の連発に気を付けましょう」というと
「それのどこが悪いの?」と返された。

そこで私はこう返した。
「癖があると、聞く人は気になる。人前で話をする仕事なので、綺麗な言葉遣いをしてほしい。決して『ですね』を使うなと言ってる訳ではない。『です』『・・・ね』など語尾にバリエーションを持ってほしいということ。急に直らなくても、頭の隅に置いておくだけでも意識するようになるから。」と。

そして6月、私はまたラジオに出演した。
そのことを伝えると、彼女たちは「『ですね』を何回言ったか数えちゃろ」と言った。
私は「どうぞ、たぶん言うと思う」と笑った。

そして結果は予想通りとなり、ラジオは終わった。
『いいね』を連発した音源をYouTubeにUPした。
そして次のミーティングで、どうだったかをきいた。すると彼女たちは「いいやぁ、全然気にならんやったよ~」と言った。

私は自分で聴いてみたが、ホントに連発していた。そして、これを失敗談として皆に紹介することで
「な~ん、あんなこと言ってるけど、自分も言ってるじゃん(笑)」
という親近感、あるいは、
「私もきっとこんな感じなんだろうなぁ」
と、そのおかしさを想像するのを期待したのだ。

しかし結果は違った。「よかったよ。気にならなかった」だ。
私はまだ笑われる方が良かったのだ。これじゃあ、最初の直してほしいという気持ちが伝わらない。こうして私の失敗談は失敗に終わった。

この失敗談が失敗に終わった原因を分析してみる。

①誰もが失敗と思える題材でないと、共感を呼べない。
②相手の失敗と同じことを自分がやって「どう?この失敗」と言っても
自分が間違っていないと思っている以上、こちらの失敗も認めないだろう。
次回は明らかに誰もが失敗と思える題材でトライしてみたい。


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