特集「人不足時代のリーダー」を読んで

今回は、「人不足時代のリーダー」を読みました。

ボリュームのある内容であり、ポイントとしては
人不足のチームでプロジェクトを成功させているリーダーは、
主に以下の4つのアプローチをとるという形で、まとめられていました。

1)タスクを”手抜く”
2)早く育つ仕掛けを用意する
3)時間ロスの芽を摘み取る
4)クラウド(群集「Crowd」)ソーシングを使いこなす

今回面白いなと思ったのは、以下の内容でした。

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「2)早く育つ仕掛けを用意する」
 ○序盤に失敗して知識を獲得
  若手が活躍する機会をプロジェクトの序盤から用意する。
   ⇒若手の成長を促す。
   ⇒人不足が起こりやすいのは、要件定義や専門性の高い設計。
    経験の浅い若手がここに加わらなければ、人不足の状況は解決できない!
  
  利用部門の現場に同行・観察
   ⇒自分が行う仕事の理解、思い入れを持たせるのに有効。
  
  中核業務フローに絞ったプロトタイプの作成
   ⇒運用のポイント、技術上の課題に気付くのに有効。
  
  ペアプログラミング
   ⇒技術知識がチーム全体に浸透しやすくなる。
    生産性は低くなるように感じるが、技術知識が共有できることで以降の開発スピードが高まる。

 ○七人の侍のごとく役割を振る
  優秀なメンバーばかりを集めるよりは、人不足の時こそ役割に幅を持たせる。
  チームに必要な役割は以下である。
   (1)まとめ役
    ⇒リーダー
   (2)場の和ませ役
    ⇒雰囲気を明るく保つ
   (3)切り込み隊長役
    ⇒最新技術の取り入れ、挑戦
   (4)業務の専門家
    ⇒システム開発に必要
   (5)技術の専門家
    ⇒システム開発に必要
   (6)地道にこなす役
    ⇒着実に進めるために必要
   (7)ピンチ時の守り立て役
    ⇒叱られる役を積極的に引き受けるタイプ
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難しい役割に若手の起用することに関しては、かなり勇気がいると思います。
その際は、しっかりとサポート体制を整えておく必要があると思いますが、
会社の成長にも大きくかかわってくることかと感じます。

七人の侍に関しては、理想的だと思いますし、
プロジェクトに限らず組織がこうであればよいと思います。
小規模なプロジェクトでは、1人が何役もしなければならないと思いますが、
みなさんは自分だとどのタイプでしょうか???

脳の強化書 Chapter 7-9 (最終章)

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脳の強化書                    「脳の学校」代表 加藤俊徳

《Chapter 7》 聴覚系脳番地トレーニング

◆成長のきっかけは、生まれてすぐの本能的欲求

・ラジオを聴きながら寝る
→寝るときは視覚系脳番地への情報入力がなくなり、聴覚が研ぎ澄まされる。
・店に流れている有線を聴いて、気に入ったフレーズを拾う
→聴覚系脳番地が多面的に刺激される。
・会議中の発音を速記する。
→同時性が緊張感を生み、聴覚系脳番地を発達させる。
・ニュースを見ながら、アナウンサーの言葉を繰り返す
→一度聴いただけで自然と覚えられる回路ができる。
・自然の音に注意を払う
→楽器を習えない人、苦手な人が居たら、自然界の音を聴くと良い。
・遠くのテーブルの音に耳を澄ませる
→能動的に聴くことで、脳が活性化。またその背景を推測させると良い。
・特定の音を追いながら音楽を聴く。
→歌詞を聴くのとバックの音を聴くのは、使う脳番地が異なる。
・あいづちのバリエーションを増やす
→あいづちのためには、相手の話のキーワード集中する。

《Chapter 8》 視覚系脳番地トレーニング

◆見る・動きをとらえる・目利きをする脳番地

・雑踏を歩くとき、空きスペースを見つけながら進む
→周りが動く中で見つけるのは容易ではない。その分、脳番地が刺激される。
・電車の中から外の看板を見ながら、数字の「5」を探す
→動体視力を付ける。テーマを持つと、探そう意識し、脳番地を刺激する。
・オセロの対戦中に白と黒を交代する
→目で見た状況を分析し、適切な判断を下す。
・ファッション雑誌を切り抜いて、自分の服をコーディネイトしてみる。
→こうなりたいというイメージを、能動的に考える。
・自分の顔をデッサンする。
→細部まで書き、気づかない自分を発見する。
・鏡を見ながら、毎日10種類以上の表情をつくる
→視覚的脳番地の「見る」は、物体を実際見るのと、記憶から見るのがある。
・映画やドラマのキャラをまねてみる
→「見る」を「見たい」に変えると、能動的になり脳が活性化する。
・街ですれ違う人の背景を推測する
→見た情報を分析、似た人を思い出すのは、高度な情報処理
・公共スペースが汚れていく過程を観察する
→なぜこんなところが汚れたのだろうと考えるのは、ユニークな発想に繋がる。
《Chapter 9》 記憶系脳番地トレーニング

◆伸ばす秘訣は知識・感情の連動

・お互いに無関係な知り合いの共通点を探す
→脳に蓄積された2人のデータを探索し、推測も行うため、記憶系が鍛えられる。
・1日20分の暗記タイムをつくる
→脳がデッドラインの存在を意識すると、活性化する。
・新語・造語を考えてみる
→既存の言葉や概念を知らなければ、新語は作れない。
・『論語』を覚える
→一度に覚えられないので、分割して少しずつ覚えることで記憶容量は増える。
・洋楽の歌詞を聴いて口ずさんでみる
→耳で聴いて覚えたものを声に出すと、口から覚えることになり、記憶が強化される。
・前日に起きた出来事を3つ覚えておく
→翌日が思い出しにくいため、記憶をたぐり寄せる力が鍛えられる。
・日曜日に翌週の予定をsミュレーションしてみる
→未来に向けて思い描いたイメージを引き出すのも、記憶力である。
・その日の「ベスト発言」「ワースト発言」を選ぶ
→言葉の記憶だけでなく、その時の映像(相手の表情など)も思い出す。
・ガイドブックを持たずに旅行に行く
→行きたいところを覚えようとする思考になるため、鍛えられる。

《所感》
あとがきに筆者は「この8つの脳番地を考えるときに、曼荼羅を思い出す。この周囲にあるのが8つの脳番地で、中心は、自分自身の価値観を鍛えるトレーングではないか」とあった。この本では、単に私達がいつも表現する「脳力」を分析し、関連を説明してあった。また鍛えるトレーニングは既に実践しているものもあったが、それによりどこが鍛えられるのかを知ることができた。